【新潟のELラストラン!?】ありがとうEL号について考えてみた

こんにちは、こづるしんでんです。
先日の秋の臨時列車のプレスリリース、皆さんはご覧になりましたか?スギ花粉さんがまとめてくれているので、ぜひチェックしてみてください。

そんな中、面白い列車が運転されることになりました。(タイトルからモロバレですが) そうです。「ありがとうEL号」です。
わずか1日限り、計4本のプッシュプル編成。12系客車7両を挟んで、ELたちが往復する光景は、今ではなかなか見られない貴重なものです。

今回は、この列車を牽引する可能性のある機関車などについて考えていこうと思います。

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概要

Rsa – Rsaが撮影, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=95675836による
  • 運転日:2025年11月24日(月・祝)
  • 区間:信越本線 新津~長岡
  • 編成:12系客車7両+電気機関車(プッシュプル)
  • 運転本数:片道2往復(計4本)
  • 座席:全車指定席
区間発車到着備考
長岡 → 新津10:5511:42下り1本目
新津 → 長岡12:2013:05上り1本目
長岡 → 新津13:5714:44下り2本目
新津 → 長岡15:4416:35上り2本目

ばんえつ物語用の12系客車が使用されます。カシオペアやぐんまのELがラストランを迎えた今、EL牽引の列車が設定されるなんて珍しいですね。

ありがとう、とついているので、おそらくこれに該当された機関車は引退してしまうのでしょう。

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候補の機関車

では、いったいどんな機関車が使われるのでしょうか。新潟地区の列車なので、新潟所属の機関車が使われそうですが……

EF64 1030・1032 ― 双頭連結器装備のラストラン候補

新潟車両センター所属のEF64形1000番台、1030号機と1032号機。
双頭連結器を備え、長らく電車配給列車を支えてきた存在です。

1031号機の動向を見ると、2025年末には1030・1032とも運用落ちの可能性が高いです。
つまり、「ありがとうEL」に登板すれば事実上のラストラン。
12系を挟んで唸る双頭連結器EF64の姿は、ぜひ見ておきたいところです。

EF64 1031 ― 残留濃厚、最後の彩り

1031号機はGVが頑張りすぎたせいで高崎出張中。SLのうち、C61が入場中、D51は修理中であることを考えるとまだ予備として高崎に出張してそうな感じです。
もしありがとうELに登板すれば、もしまたSLが故障した際に使える機が少なそう、ということで除外します。

そう考えると、EF64で残留するのはEF64-1031なのかもしれませんね。

EF81 140

新潟所属のEF81-140は、過去「北斗星」や「日本海」で活躍し、双頭連結機を装備していて配給列車でも活躍していました。今はE493系もいますが、一応1機ぐらいは双頭連結器装備のEF81を残すのでしょう。

双頭連結機を装備しているEF81はほかにもEF81-139がいますが、こちらは尾久所属。同じく新潟所属のEF64-1031と機関車配置を集約するなら、EF81-140は残留しそうです。
ということで登板はしなさそうですね。

予想される組み合わせ

予想パターン実現度コメント
EF64-1030+1032★★★★★双頭連結器コンビ、一番ありそう
EF64-1030+1031★★★☆☆まあありそう
EF64-1030+EF81-140★★★☆☆EF64+EF81のコンビ。面白そう

まあこんな感じですね。まあどの機関車が使われても面白そうですね。

今後の展望

E493系の登場で、確かに国鉄型の電気機関車たちは世代交代の波を避けられなくなりました。
これまで当たり前のように配給を引いていたEF64やEF81が、その座を譲り始めているのは事実です。
でも、だからといってすぐに姿を消すわけではありません。

SLが故障したときに、頼もしく代わりを務めてきたのはELでした。観光列車の舞台裏を支える“縁の下の力持ち”として、まだしばらくは活躍するチャンスが残されているはずです。

また、新潟や尾久に残る数両の機関車は、ただ効率だけで片づけられない存在感があります。
配給のため、あるいは観光用のバックアップとして、最低限の数はどうしても必要になる。
そう考えると「ありがとうEL」が本当に最後なのか、それとももう一度だけ花道を飾ってくれるのか、まだ断言はできません。

ただ一つ言えるのは、今回の列車が“終わり”を告げるものではなく、
「まだここにいるよ」と教えてくれる最後のメッセージのような役割を持っているということ。
だからこそ、乗る人も、撮る人も、見送る人も、それぞれの形で「ありがとう」を伝えられる貴重な機会になるのだと思います。

まとめ

順調に勢力が削られている国鉄型ELたち。新潟に残るEF64やEF81も、いずれは姿を消す運命にあります。
そんな中、この「ありがとうEL」は、いま残るELの姿を一度に堪能できる、まさにラストチャンス的な列車です。

ぜひ、この機会に足を運んで、国鉄ELの迫力を目と耳で体感してみてください

最後までご覧いただきありがとうございました。

参考:https://www.jreast.co.jp/press/2024/20240822_ho01.pdf

この記事を書いた人
こづるしんでん
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