【観察してきた】E131系800番台、ついに仙石線を走る!

こんにちは。こづるしんでんです。

2025年夏、仙台の中心地にある終着駅、あおば通に、ひときわ異彩を放つ新車が静かに姿を現しました。

そう、E131系800番台です。これまでは夜間の試運転が中心でしたが、ついに昼間にも姿を見せるようになりました。

前回記事では車庫の外から観察しましたが、今回は本線上を走る試運転だということで、ホームから車両を観察してきました。近い場所から観察してみてどうだったか、いろいろ書いていこうと思います。

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あおば通での試運転

試運転が行われたのは、仙石線のATACS区間のあおば通から東塩釜までの間。

平日昼間、地下ホームに突如として現れた4両編成のE131系。その第一印象は、ただひとこと――ピカピカ!まだ「新車のにおい」がしそうな、艶やかなステンレスボディ。205系と比べても、そのピカピカ具合は抜群です。

第二の感想は、「ライトが眩しい!」ハイビームだったのか、10年前のカメラでは明るすぎて全然写りませんでした()

あとはクラッシャブルゾーンがあるので、運転席がとても広くなっていましたね。仙台地区には今までクラッシャブルゾーン付きの車両はなかったので、とても新鮮です。

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外観チェック

まずは側面の帯。既存のE131系と同じく、車体の2箇所に2色の帯が走っていますが、仙石線カラーの青と水色の帯になっています。この色合い、205系やHB-E210系にも通じるところがあり、「仙台近郊の伝統」にちゃんと合わせてきた感があります。

車体を観察していくと、いろいろ気になる点が。

安全確認カメラ

まずは、安全確認カメラから。車端部に取り付けられていて、乗務員が運転台にあるモニターから乗降状況を確認できるようになっています。

カメラの下にステッカーで「安全確認カメラ作動中」と示されていました。

これがあると、一気にワンマン運転用の車両っぽく見えてきますね。

車外スピーカー

最近の電車の共通の特徴ですが、これがついてることで「最近の電車感」が一気に増します。

乗降促進や案内放送をここから流すのでしょう。

これらの装備はE131系共通ですが、実物を見ると、本当にワンマン化してしまうんだな、という実感が湧いてきました。

ドアボタン比較

  • 外ボタン:E131系、701系(一部編成)、E721系(一部編成)とほとんど同じ
  • 内ボタン:E131系とほぼ同様。

ちょっとびっくりだったのが、内側のドアボタンがE131系準拠のものだったこと。

E721系や701系の一部編成のように、開ボタン周囲が黄色、閉ボタン周囲の色がグレーのものになるのかな、と思っていただけ驚きました。

実際には、周囲に色枠のないタイプのボタンが採用されていました。

内装は?

乗客向けの車内設備も、もちろんじっくりと観察することができました。

まず、LCDについて。これはE235系やE131系同様の16:9のいつものタイプです。(何気に東北のJR車で初めてLCDがついている車両)

LCDデザインはすでに報道済。他のE131系とも同じタイプですね。ただ、今回の試運転ではJRマークとJR東日本の文字のみ表示されていました。

また、内装については基本的にはE235系後期ベースのように感じました。車端部の優先席部分は床にも色がついていたり、壁や天井が白かったりと、いわゆる最近の電車っぽいデザインです。

シートは青色と水色のもの2色でできていて、仙石線らしく明るいイメージです。

最近の試運転の動き

試運転はこれまで主に深夜帯に行われてきましたが、7月下旬以降日中にも試運転を行うようになりました。

現在はあおば通ー東塩釜の間を1日あたり数往復走行しています。最近はかなり試運転の頻度が高く、連日のように試運転を行っています。

E131系が営業運転に就く日が楽しみです。

おわりに

仙石線に約80年ぶりに新型車両として投入されたE131系800番台。

このE131系は単なる「新型車両」ではなく、「仙石線の未来を運ぶ車両」である、という実感が試運転を観察する度に思うようになりました。
引き続き、今後もこの車両の動きを追いかけていきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。


※本記事は2025年7月現在の観察情報をもとに執筆しています。車両仕様や運用計画は変更となる可能性があります

この記事を書いた人
こづるしんでん
こづるしんでん
中央特快相模湖行き()
鉄道madが好きすぎて作り始めました...が、Youtube絶賛放置中です。
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