
こんにちは。こづるしんでんです。
突然ですが、停車駅パターン紹介、というシリーズをなんとなく思い付いてしまいました。
鉄道madを聞いていると、首都圏の特急には様々な停車駅パターンがあることを知ったんですよ。
これは暗記しがいがあると思ったものの、ずいぶんと手間がかかりそうだという考えに至りました。
なら、ここに載せて暗記したい人や乗り鉄の人の参考資料にすれば?と思いました。
それで、このシリーズが始動したとさ。めでたしめでたし。
このシリーズ記事の量産に向いているな……という腹黒い考えはおいといて。
第一弾の今回は、特急成田エクスプレスの停車駅についてまとめていこうと思います。
そもそも成田エクスプレスとは?

そもそも成田エクスプレスとはなんぞやという疑問が浮かんでしまったので、とりあえず図にまとめました。
ポイントは、
・成田空港へのアクセスを目的とした特急。
・グリーン車が6両につき1両連結されている。
・新宿、大船駅発着の列車は東京駅で分割併合を行う。
の3つです。
そして、比較的複雑な停車駅パターンであるため、時刻表とにらめっこしても全くわからん!ということで定期列車の停車駅のパターンを分類してみました。
停車駅紹介(定期列車)

まずはこいつらのパターンを全12両新宿駅発着の新宿N’EXと、大船、新宿の両方が発着の(一部を除く)大船N’EXに分けました。
ここから先は、新宿N’EXをSタイプ、大船N’EXをFタイプとして説明していきます
Sタイプー新宿N’EX
まずは、全12両が新宿発着で、東京駅で分割併合を行わないSタイプの成田エクスプレスから見ていきましょう。
S1タイプ

まず、都心と成田空港のアクセスを第一に考えた速達型のS1タイプを見てみましょう。
新宿、渋谷、品川、東京とターミナル駅に停車しながら、そこから先は空港第2ビルまで無停車。
N’EXが一番の本気を出しているパターンだと思います。
上り11本、下り10本が該当します。
上り:8号、12号、16号、20号、24号、28号、32号、36号、40号、44号、48号
下り:9号、13号、17号、21号、25号、29号、33号、37号、41号、45号
S2タイプ

次は、さっきの本気はどこいった、とつっ込みたくなるようなパターンであるS2タイプを見ていきましょう
のんびりと総武本線、成田線の駅に止まりながら成田空港へ向かいます。
上り1本、下り1本が該当します。
上り:4号
下り:49号
Fタイプー大船N’EX
次は、新宿・大船発着で東京駅で分割併合を行う(一部除く)Fタイプの成田エクスプレスを見ていきましょう。
F1タイプ

まずは、大半の列車があてはまる速達タイプのF1タイプからです。
大船・新宿~東京の間は他のパターンと同様に停車し、そこから先は空港アクセス特急としての意地を見せ、千葉駅にのみ止まり空港第2ビル、成田空港に止まります。
上り12本、下り12本が該当します。
上り: 10号、14号、18号、22号、26号、30号、34号、38号、42号、46号、50号、52号
下り:1号、3号、5号、7号、15号、19号、23号、27号、31号、35号、39号、43号
F2タイプ

次に、N’EXの全停車駅に止まる鈍行型のF2タイプを紹介します。(まあ新宿発着分は品川通過してるけど。)
千葉駅までは総武快速線を飛ばしていきますが、そこから先は総武本線の四街道、佐倉に止まり、成田線に入ったあとは成田駅に止まってようやく成田空港につくパターンになっています。
上りは8時から9時頃に千葉方面を、下りは18時から20時頃に都心を出ている(ちょうどラッシュ時)
→ 総武本線、成田線沿線への通勤輸送も兼ねている。
上り2本、下り3本が該当します。
上り:2号、6号
下り:47号、51号、53号
F3タイプ

次に、アクセス特急としての本来の姿である、F3タイプを紹介します。このパターンは上りしか該当しません。
成田空港を発車し、空港第2ビルに停車後は、東京まで止まりません。驚異の12駅飛ばしです。
その後東京駅で解結し、新宿、大船へ分かれて向かいます。
全部これにすれば正真正銘アクセス特急を名乗れると思う
上り2本、下り0本が該当します。
上り:40号、54号
下り:該当なし。
F4タイプ

最後は、少し例外なパターンである、12両全てが大船発着のF4タイプです。
とはいいつつも、実質停車駅は大船Aと同じです。
- Qなんで1往復だけ12両で大船を発着する列車があるんですか?
- A
運行している時間を見てみましょう。11号は横浜8:26発で東京へ向かいます。42号は東京18:48発で大船へ向かいます。
通勤ラッシュの真っ最中ですよね?
特急湘南のように、ラッシュ時により多くの座席を提供できるようにしたからだと思います。
特急湘南はこちら。
上り1本、下り1本が該当します。
上り:42号
下り:11号
日中のダイヤについて

成田エクスプレスはパターンダイヤになっており、日中は30分ごとにS1タイプ、F1タイプが交互に運行されています。
東京駅の場合(下り):毎時03分ーF1タイプ(新宿・大船方面から)
毎時33分ーS1タイプ(新宿方面から)
成田空港駅の場合(上り):毎時14~20分ーS1タイプ(新宿方面)
毎時40~50分ーF1タイプ(新宿・大船方面)
停車駅紹介(過去の列車)


スギ花粉
ここまで現在運行しているパターンをまとめてみましたが、思いのほか少なかったと感じませんか?
実は、成田エクスプレスにはすでに廃止されてしまった行先があります……
八王子N’EX

2024年のダイヤ改正で廃止された中央線に乗り入れるN’EXです。新宿N’EXを延長した形になっています。
昔は富士急行線の河口湖まで乗り入れていたらしいです。
中央線内の停車駅は吉祥寺、三鷹、国分寺、立川、八王子になっています。特急はちおうじよりも多いですね()
2023年のダイヤ改正時点では、上り2本、下り2本が該当していました。
上り:50号、52号
下り:3号、7号
池袋・大宮N’EX

2022年のダイヤ改正で廃止された大宮まで乗り入れるN’EXです。新宿N’EXを延長した形になっています。
停車駅は池袋、大宮になっています。
<廃止の要因>
大宮ー東京間をぐるっと一周して運行していた
→時間がかかる。料金がかさむ。(上野東京ラインで移動した方が便利)
2021年のダイヤ改正時点では、上り1本、下り2本が該当していました。
上り:5号
下り:40号、46号
その他
図を作る気力と時刻表データがないので文章だけの説明になります()
横須賀N’EX:Fタイプの延長運転で、横須賀まで行く。あまり利用客は多くなかったみたい。
河口湖N’EX:今でいうところの富士回遊。結構好評だったらしい。アクセス特急を超えてるだろ
高尾NE’X :八王子N’EXをついでに高尾まで運転した。
まとめ
行き先が整理された現在はもうすこし単純な停車駅パターンだと見積もっていたら、見事出鼻をくじかれましたw
本数が多すぎて整理するのが大変でした……が、成田エクスプレスには通勤特急の側面もあることを実感できました。
時刻表鉄にとって、一列車ごとに停車駅を細かく見ていく作業が案外楽しかったので今後も続けます(断言)
最後までお読みいただきありがとうございました。
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