
また会いましたね。月波さんです。
7月は毎週投稿に戻していきたい、なんて考えていますが無理そうな気もしなくはないですね。
今回はタイトル通り、E657系の改造車として発表されました、新型夜行列車について考えていこうと思います。
それでは前置きはこのくらいにして本編へ行きましょう!
E657系夜行列車って?

一ヶ月ほど前の6月10日、いつものプレスリリースに紛れて、こんなものが発表されました。
新たな夜行特急列車を導入します~運行を通じて地域の皆さまと新たな観光需要を創出します~
というもの。いやー驚きましたね。まさかそんな事があるなんて。詳細はコチラからどうぞ!またふりとれ内でも記事が上がっておりますのでそちらの方も是非…
基本情報をまとめますと、
- E657系を改造
- 運行エリアは北東北方面
- 全車グリーン車
- 先頭車両はプレミアムグリーン車
といった感じですね。
ようするに、先日、惜しまれつつも引退しましたジョイフルトレイン、カシオペアの後継車両といったところでしょう。相変わらず新造ではありませんが、仕方がありません。
さて、全車両がグリーン車の車両は過去にもたくさんいましたが、プレミアムグリーン付きの全車グリーン車は二編成目ですね。ちなみに、一編成目は言わずもがな、E261系サフィール踊り子ですね。
それでは、次の項から、具体的にどのような区間を走行するのか、運行形態について考えていきましょう。
さぁ、考えていこう!
運行区間について考えよう。
公式プレスリリースには、首都圏から北東北方面、という記述があります。北東北、といいますと、青森を始めとして岩手、秋田の三県でしょうか。このあたりは関東から新幹線でも三時間以上はかかるので、本腰を入れないと旅行しにくい場所ではありますからね。
先程も述べましたが、こちらの列車、カシオペア紀行の後継車両とみて間違いないでしょう。では、カシオペア紀行で岩手県行きや青森県行き、秋田県行きは運行されているのでしょうか?
答えは◯です。青森行きも秋田行きも、盛岡行きも、過去に一度以上運転されたことがあるようです。そのため、こちらの三駅を基本とした運行形態になることは間違いないでしょう。
では、首都圏側の始発駅はどこになるでしょう。
個人的には上野駅!と言いたいところです。北の玄関口ということもありますし、何より13番線ホームが夜行列車向きすぎるんですよね。頭端式ホームで旅情を掻き立て、都心への別れを惜しむかのようにゆっくりと出ていく列車。そしてその中には新しい旅を期待させる。そんな感情もあるように感じる。そんな風に感じられるホームのワクワク感、とてつもなくいいですよね。カシオペアも上野駅始発でしたし。
ただカシオペアの場合は無駄に人が集まり、混雑してしまうのを避けるため、封鎖しやすい13番線ホームを使っていた、という面も否めません。さらに今度の車両は上野から先、神田駅付近の二層構造(通称神田峠)を通過できないEF81とは違い、日常的にここを通過しているE657系。上野駅よりもアクセスのしやすい東京駅や、こちらは乗り入れた経験がないですが簡単に乗り入れが可能な新宿駅、こちらの駅始発にするのも可能なのではないでしょうか。
まぁおそらく列車が留置されるのは尾久駅だと思いますので、上野駅始発が妥当だと思いますけどねぇ・・・
・・・そういえばかつては大船駅発山形駅行きの臨時夜行快速、『ゲレンデ蔵王』号なるものが運行されていたそうですね。こちらは新宿駅を経由して東海道と東北を渡っていたとか。(末期は団体専用列車だったようですが)

ということで、上野から北東北県庁所在地へ向けて運行されるんじゃない?という話になってきましたが、
他のとこにはいかないの?
となるわけです。私もなりました。では具体的にどのへんに行けそうか?そう言われると難しいですよね。仙台とかは有り得そうですが、新潟とかは難しそう。なんせスキー客が乗るような列車じゃないですからね。スキー客向けの特急はE257で走らせてやってくださいJRさん。
あ、北海道とかはどうでしょうか?って思ったんですが、今は青函トンネルを超えられないんでしたっけ。カシオペアも頑なに超えようにしなかったし・・・
難しいですよねぇ・・・あと行けそうなのは山形くらいでしょうか?そう考えるとかなり範囲が絞られちゃいますね。まぁ仕方がないと言ったら仕方がないけれど・・・
大阪とか、ツアーで行けたら面白いんですけどねぇ…古のニコニコ超会議臨時とか、あんな感じの列車が走ってくれたら…なんて考えちゃいます。
では、続いて運行形態について考えていきましょう!
ツアー?それとも定期臨時?
定期臨時っていうのは、私が勝手に言っているやつですが、臨時列車だけど同じ曜日に設定されて運行されるものを指します。有名どころだとトワイライトエクスプレスとかでしょうか。
それとも、晩年のカシオペア紀行のような、ツアー列車として運転されるのか、果たしてどちらになるのでしょうか?
私は、ツアー列車として運転されるのではないか?と考えています。
理由として挙げられるのは、『カシオペア』の後継ではなく『カシオペア紀行』の後継なのではないか、という点です。カシオペアはただの豪華寝台特急という面が強い列車でしたが、カシオペア紀行は豪華列車に乗って各地を楽しむという面が強いものだと個人的には考えています。ただ寝台列車に乗って終わりだと地域に関して何も還元されませんからね。地方から反対の意見が出てしまいます。そこでツアー形式にすることで、半強制的に観光をさせることで、地域にも貢献できるようになるというわけです。
2つ目は、座席についてです。

画像のとおり、E657系夜行列車は全車グリーン車、そして1号車と10号車はプレミアムグリーン車となっています。
ほかにもラウンジや販売スペースまで設けられていることから、JR東日本の『乗って楽しい列車』の凝集体みたいな車両となっています。乗って楽しい列車はツアー列車でないことも多いですが、ツアー列車に使われることもあります。ですので、ツアー専用の乗って楽しい列車がいてもおかしくはないと思います。
ちなみにですが、プレミアムグリーン車は画像のようにめちゃくちゃ豪華な車両です。

普通の昼行列車でもこんな車両ですからね。しかも寝台ですよ。かなり号ですよね。公式プレスリリースを見る限り部屋もかなり広いですし。四季島にも負けず劣らず…そんなところまで行っちゃったりするかもしれませんね。

プレスリリースを見る限り、しまかぜの個室席みたいな、そんな気配を感じますね。車内公開が待ち遠しい…

他の席はどちらかと言うとリゾートしらかみとか、そんなのについてるやつみたいにも見えますね。ますます公開が待ち遠しい…
それでは最後にまとめといきましょう。
まとめ!
それではまとめです。
- 運行区間は上野駅から東北方面
- 東北以外は少し需要に合わなそう?
- 運行形態はツアー形式?
- 臨時列車としての設定はすくなさそう
といった感じですね。突如として発表されたE657系夜行列車。果たしてどのような車両になるのか…その時また答え合わせていきましょう!
それでは今回はこのあたりで失礼させていただきます。最後までご精読ありがとうございました!
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月波さんです。
小説書きをしつつブログ書き。
SNS系統初心者です。
- 2025年7月15日東北地方E657系夜行列車について考える
- 2025年6月24日記事【考察】JR各社夜行列車から見る今後の夜行列車の展望
- 2025年6月17日もっと【考察】京成電鉄3200形は今後何を置き換えるのか!?
- 2025年5月23日駄文【スポーツトレイン?】マイクロエースAE100形シティライナーが入線!
コメント ご意見やご感想等お気軽にどうぞ。
品川7・8番線~盛岡まで運行する
「走るビジネスホテル」的な夜行列車があってほしいと思っています。
夜は20時から22時台に出発し、翌日5時から7時台に到着する、という時間的な面で有効活用出来る夜行商品は本来需要があるはずですし、これこそ夜行商品の本質的価値だと思っています。
正直、この時間帯で運行される夜行列車があるなら、出発地と目的地、そして商品設定次第では本当に利用したいです。また、
実際、私は東京に午前の早い時間帯に到着したい際に、サンライズエクスプレスを何度も利用しました。
全席グリーン席(グリーン料金)という設定には、観光列車的な豪華さなどを演出しつつ、実質的な寝台料金(「動くホテル」への宿泊料金)として扱う意向があるようにも思えました。
コメントありがとうございます。
おっしゃる通りで、カシオペア紀行などとおなじく、動く豪華ホテルという側面は強いものだと私は思います。
かつての寝台列車のような夜遅くにでて朝早くに着く、そのようなポジションの列車はあまり復活の兆しが見えませんよね。
需要がないと判断されているのか、運行上の理由なのか、様々な要因が関係してきそうです…