どもども、Saipalです。雪鉄の記事を書こうとしたら1万円ほどの臨時収入が入り、A9TCを購入することになったので先にこちらをレビューしていきたいと思います。発売前の20日に郵送で届いた人をX(旧Twitter)で見て混乱していましたが、まだ遊べないと聞いて安心しました。
A列車で行こう9の概要
まずA列車で行こう9って何?という方向けに、軽く解説したいと思います。
A列車で行こう9(以下A9と呼ぶ)は、鉄道会社の社長となって会社経営を行うゲームです。駅・線路・列車といった鉄道施設やバス・道路などの路線網を整えれば、人やモノが動き出し、街が活性化して人が集まってきます。ゲームとして「これをやらなければいけない」が特にないので、気楽に楽しむことができるのもA9の特徴です。箱庭ゲームとして楽しむも良し、過密ダイヤを制作するも良し、もちろん真面目に経営を行うも良し。すべてA9の正しい楽しみ方ですからね。
A9の発売年月日は2010年2月11日で、もうすぐ15周年と非常に歴史が長いゲームですが、未だに多くのyoutuberが動画投稿を行っていることから、まだまだ活気あふれるゲームであることがわかります。
A列車で行こう9 トレインコンストラクションの概要
さてここからが本題です。A列車で行こう9 トレインコンストラクションについて解説していきます。
A列車で行こう9 トレインコンストラクション(以下A9TCと呼ぶ)は、自分の理想の鉄道車両を作ることができるゲームで、作った車両はA9TC内で試運転できるほか、なんとオリジナル車両としてA9で走らせることができます!(ちなみに車両制作のみやりたい方は、A9TCのみでも遊ぶことができます)。
オリジナル車両はA9TC内の工場で作成することができ、作成した車両はsteamワークショップを通じて他の社長さんと共有することができます。A9で自作の車両が走ると考えるとワクワクしますよね!そんなA9TCの車両制作機能について、本記事ではもっと深掘りしたいと思います。
多種多様な車種
A9TCの車両製作で選べる車種は、なんと66種類! 箱型、流線形などの基本的な形の違いに加え、拡幅、非拡幅が選べる徹底っぷり。なんと連接台車にも対応しているとのこと。artdinkさんさすがっす…。
また、A9TCでは窓の位置やドアの位置も自分で設定可能なので、はじまるA列車とは違って制約ほぼフル無視で車両制作を楽しめます。
↓artdink公式の車種紹介動画はこちらから↓
車両カスタマイズに使える多種多様なパーツ
A9TCでは、はじまるA列車と比べてパーツのカスタマイズ性が大幅に向上しています。変更、追加できるパーツは次の14種です。
- スカート(排障器) 色変更可
- ライト(ヘッドライト・テールライト・セットライト) 土台の色変更可
- 警笛 色変更可
- ヘッドマーク ペイント可
- パンタグラフ
- 空調機
- 床下機器
- 転落防止幌 一部色変更可
- 貫通扉 色変更可
- 煙突 色変更可
- 除煙板 色変更可
- 砂箱 色変更可
- 天井機器 色変更可
- 握り棒
それぞれのパーツについて、はじまるA列車との比較も交えて解説していきます。
スカート(排障器)
A9TCのスカートは、一般的な形状から特殊な形状まで幅広い種類があり、はじまるA列車に比べても種類が増えているかと思われます。ササラ電車のような雪かき装置も見受けられますね、どれだけ凝っているんだ…。また色の変更も可能で、車体色に合わせたり、スカートだけグレーにしたりなど、再現の幅が広がります。
ライト類
A9TCのライトは、はじまるA列車と同じく「ヘッドライト」「テールライト」のほか、ヘッドライトとテールライトが1つになっている「セットライト」を選択することができます。はじまるA列車と違って、A9TCではライトの大きさの変更が可能です。また、A9TC独自のパーツとして、甲種輸送や客車列車(客レ)などで用いる反射板も設定可能となっています。またライト台座の色は変更可能なので、違和感のない実車再現ができそうです。
警笛・ヘッドマーク
A9TCの警笛は、はじまるA列車とほぼ同一のものです。
この項目のメインはやはりA9TCで追加された「ヘッドマーク機能」でしょう。
新規追加されたヘッドマーク機能では、ヘッドマーク台座に装飾を施して車両前面に掲出することができます。ヘッドマークには厚みがあるので、横長のヘッドマークを選択し数字を入力することで立体的な編成番号銘板を作るという裏技?も存在します。まだやったことはありませんが、車両前面の凸部分に使える可能性も…?使い方は自分次第!
パンタグラフ・空調機
パンタグラフもA9TCの見どころの1つです。なんとA9TCのパンタグラフは畳んだ状態で車両に配置できます。今まで不可能だった予備パンタの再現を簡単に行うことができます。artdinkさん神ですか…。そしてパンタグラフも種類が豊富。車両再現が捗りそうですね~。
そして空調機ですが、ひとつひとつ自由に配置できます。例えば、蒲鉾型クーラーとベンチレーターを共存させることができるようになります。もしかして神?
床下機器・転落防止幌・貫通扉
A9ではあまり目立たない床下機器ですが、しっかりと作りこめるように8種類を選択できます。M車とT車で使い分けるなど、活用仕方は色々ありそうですね~。
転落防止幌も目立ちはしないものの7種類が選択でき、制作したい車両に合わせて使い分けることができます。こちらも一部ではありますが色の変更が可能なので、実車に合わせて製作できます。
A9TCでは、他の編成と連結することを見据えて先頭車両に貫通扉を設置することができます。もちろん飾りなので貫通扉がなくても連結できます。そしてはじまるA列車との違いですが、貫通扉上にステッカーを配置できるようになりました。はじまるA列車でやりたかったことが全部できますね。なんだこの神ゲー。
煙突・除煙板・砂箱・天井機器・握り棒
この5種は蒸気機関車用の車両パーツで、様々な形態の蒸気機関車を再現することができます。当方蒸気機関車には詳しくないので、どこに何を使えばいいのかよくわかりませんでした(完全敗北)。
気になる人は実際に使ってみてください!
細部までこだわれるペイント機能
A9TCのペイント機能は、ステッカーのグループ化・整列・反転・SVG画像取り込みなどの便利機能により、はじまるA列車と比べて格段に使いやすくなりました。
ステッカーのグループ化では、よく使う装飾(ドアの装飾など)を1つのステッカーとして扱うことができます。それぞれのステッカーでよくない?と思ったそこのアナタ、はじまるA列車で50個くらいのステッカーを全て手動で選択してからコピーするのを繰り返してみてください。死にますよ。
反転ははじまるA列車にもあった機能ですが、ズレが目立つのであまり使わない機能の1つでした。しかし、A9TCではズレが改善!artdinkさん…!
そして縦軸反転が追加されたので、側面幕や車番など文字が含まれるステッカーも簡単に逆側に転写できます。
A9TCでは画像からステッカーを作成できるので、自分で再現した方向幕をステッカーとして流用できたり、実車のドアステッカーの写真をそのままA9TCの車両に流用できたりします。便利すぎる、まじで。
再現した方向幕等がないよーという方は、一文字ずつですが文字入力も可能なので、A9TC内で簡易的な再現も可能です。
そしてはじまるA列車でどうしても欲しかった機能、屋根上にステッカーが貼れるようになりました!素晴らしすぎる。
四か所の試運転コース
A9TCで作成した車両は、「都会」「田舎」「郊外」「宇宙」の4ステージで試運転することができます。そして、時間帯も朝・昼・夕・夜の4つから選択できます。
とここで大事なお知らせがあります。
A9TCが落ちました
試運転コース、もしかして重すぎる…?ほかの機能でも結構カクついていましたが、まさか試運転で落ちるとは思わず…。一応筆者のノートPCの環境を書いておきます。
CPU:Intel core i7-10510U(GPU内蔵)
RAM:24GB(8+16)
GPUが100%と出ていたので、内蔵GPUの性能不足だと思われます。ノートPCの皆様はお気を付けください…。
フォトモード
さて気を取り直して。はじまるA列車にもあったフォトモードですが、街だけでなく工場内での起動も可能となっています。工場内では通常の写真撮影のほか、一部の照明を落としての簡易的な夜間撮影会も行うことができます。すごく、かっこいい。語彙力なくなっちゃう。
A9に収録されている車両との混合編成
A9には300種類以上の車両が存在しますが、自作車両とA9の車両の混合編成を組成することによって、車両選びの幅がさらに広がります。中央線のグリーン車だけを制作してA9のE233系0番台に組み込んだり、自作の客車をA9の機関車と連結したりなど、活用方法は無限大だと思います。ほかにも、仙石線205系など混色編成の再現などに使えそうです。
作業用BGM
A9TCの工場内では、A列車シリーズの名曲86曲からBGMプレイリストを編成できます。自分のお気に入りの曲を聴いて、作業効率を爆上げしましょう!
遊んでみた感想
長くなりましたが、ゲーム紹介はここまでにしてプレイ感想に行ってみましょう!
まず1つ目、とにかく重い、重すぎる。
ノートPCの皆さん、冗談とかじゃなくてまじで買わないほうがいいです。A9がヌルヌル動くレベルの性能をもってしても落ちましたので。
2つ目、車両デザインにおける制約がほとんどないと思いました。
やはり一番大きいのはライトのサイズ変更ができるようになったことでしょうか。前面の印象が実車を見たときとほぼ一緒です。かっこいい。
3つ目、細かい演出まで凝ってあると思いました。見えづらくて申し訳ないですが、車両制作をした後にホーム画面に戻ると、自作車両がターンテーブルに乗って出てきます。(画像中央)
かる~く車両再現
記事内でも何ヵ所か出てきましたが、E493系01編成を再現しました!作業が楽しすぎて一瞬で終わってしまいました…。サイドビュー等の資料が揃いしだい、最近何かと話題な(おい)02編成も制作予定です!
Steamワークショップで配信予定なので、A9TC内で微調整を行ってから明日(11/22)公開の制作記とともに公開したいと考えています。乞うご期待!
あとがき
いかがだったでしょうか。本日発売のA9TC、少しでも興味を持ってもらったらなと思います。貫通扉のところでも言いましたが、本作ははじまるA列車ではできなかったことが全てできるようになったいわゆる「神ゲー」だと思います。しかしA9とA9TCを同時購入すると2万円を超えてしまうため、ハードルが高いと思われるかもしれません。そんな人はA9TCだけでもいいので購入をおすすめします(6000円少々)。これから車両製作にどっぷりハマりそうです。
というわけで次回の記事はE493系配布+制作記となります!お楽しみに~
※追記 僕の不注意で19:00に下書きの状態で記事が出されていました。申し訳ございません。
出典
INFORMATION|A列車で行こう9 トレインコンストラクション
A列車で行こう9 トレインコンストラクション-お待ちかね!カスタマイズできる車体を一挙にご紹介🚋-Steamニュース
A列車で行こう9 トレインコンストラクション-車体に取り付けるパーツ一覧をご紹介🚃-Steamニュース
この記事を書いた人
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どうもー!ふりとれ編集者の「さいぱる(Saipal)」です!
普段はNIKON Z50で撮り鉄をしています!
新座好きで、最低でも週2は行っています〜(新座最寄りじゃないけどねー)
A列車で行こう9 トレインコンストラクションで実車再現予定
プロフィールから僕のTwitterに飛べるから、よかったらフォローよろしくね〜
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