【西武拝島線】通勤・お出かけにも便利な「“上り”拝島ライナー」をご紹介!

皆さんこんにちはナオテツでございます。いきなりですが、皆さんは西武拝島線沿線民の強い味方「拝島ライナー」というものをご存じでしょうか?

名前自体は聞いたことあっても、実際にはどのようなものかを知らない人も多いのではないでしょうか。今回は、そんな拝島ライナーのなかでも特に便利な「“上り”拝島ライナー」について紹介していきます。

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拝島ライナーって?

拝島ライナーとは、2018年に西武新宿線・拝島線で登場した座席指定制の有料列車です。現在も西武新宿駅~拝島駅間で運転されています。

「ライナー列車」は国鉄(JR)発祥の種別で、主に観光客向けに〈都心部~観光地〉を結ぶ特急列車と違い、通勤客向けに〈都心部~ベッドタウン〉を結ぶのが特徴です。その特性上、運転は朝夕ラッシュ時のみに限定されている場合がほとんどです。

話を戻して、拝島ライナーは拝島線から新宿方面へ通勤する客へ、快適に帰宅ができるよう誕生した列車です。西武新宿線でこのような列車は過去には臨時列車でしか運転されていなかったため、登場当時のポスターなどでは「帰るを変える。」「今日は座って帰ろう。」というキャッチコピーが使用されていました。

行きをも変える。

そんなキャッチコピーに騙されて、「拝島ライナーは帰る時にしか使用できない」と勘違いしている人も多いのではないでしょうか。でも実は、拝島ライナーは「行く時」にも使用することができるのです!

2018年の登場当時には西武新宿→拝島の下り列車のみ、かつ夕方ラッシュ時のみの運転にとどまっていましたが、2023年のダイヤ改正以降は拝島→西武新宿の上り列車が朝の時間帯に運転されるように。これにより、現在は「今日は座って行こう。」ができるようになっています。

前置きが長くなってしまいましたが、今回の記事ではこの上りの拝島ライナーについて詳しく紹介していきます。

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“上り”拝島ライナーについて

ではここからは本題である、上り拝島ライナーの特徴について紹介していきます。

停車駅

 まずは最重要項目である停車駅を見ていきましょう。

上り拝島ライナーの停車駅はこのようになっています。見ての通り拝島線内は各駅停車ですが、小平駅以降は高田馬場駅までノンストップ!新宿線の途中駅には一切停車せず、より早く都心へ向かうことができます。

個人的には、小平駅を発車した直後に「次は高田馬場です。JR山手線、東京メトロ東西線はお乗り換えです。」という車内アナウンスが聞けるのは結構感動しました。(?)

注意するべきポイントとしては、拝島線内 拝島~小平間は乗車専用駅になっているということです。つまり、拝島線内のみの利用はできないということです。(そもそもそんな無駄なことをする人なんていないと思いますが。)

また、下り拝島ライナーとは違い、追加料金不要で利用できる「フリー区間」の設定はありません。

車内の設備

拝島ライナーに使用される車両は西武鉄道の最新型車両の40000系。通勤電車向けのロングシートと、長距離列車向けのクロスシートとの切り替えが可能なことが特徴です。拝島ライナーでは、後者の2列×2列のクロスシートの状態で乗ることができます。ただ、「1列~3列」「13列~15列」の座席はロングシートのままになっているので要注意。

クロスシートではテーブルこそはありませんが、ドリンクホルダーは設置されています。

全車両でフリーWi-Fiを使用することができます。回線速度はあまり使ってる人がいないのかかなり速めです。また、コンセントが窓側に1つ設置されています。(ロングシートでは座席の間に1つ)通路側には無いため座席指定の際には注意しましょう。パソコンでの作業やタブレットでの動画視聴などは快適に行える環境でしょう。

4号車にトイレが設置されています。中は車いすでも入ることができる広さで、ベビーベッドも設置されています。通勤中、急にトイレに行きたくなっても安心です。

座席指定券とは?

先述の通り、拝島ライナーを利用するには乗車券のほか、「座席指定券」を購入する必要があります。これは、あくまで座席をとるため・座る権利を得るために払う追加料金で、特急列車の利用時に払う「特急料金」とは異なります。

上り拝島ライナーを利用するのに必要な座席指定券の料金は一律で400円です。どの駅から乗っても、高田馬場駅か西武新宿駅のどちらで降りても値段は変わりません。子供料金では一律200円となります。

そして、もしもこの座席指定券を購入せずに拝島ライナーに乗ってしまった場合、もともとの料金に200円加算された額を請求されてしまいます。「必ず」乗車前に購入しておくようにしましょう。

購入方法

「座席指定券」はいったいどこで購入できるのかというと、西武鉄道のネット予約サービス「Smooz(スムーズ)」から購入できます。

Smoozでは、窓口や券売機に並ばずに、クレジットカードで簡単に決済が行えるのはもちろん、会員登録も不要で、チケットレスですぐに乗車することができます。会員になっていれば「SEIBU Smile POINT」を貯める、使うことも可能です。ほかにも、座席をシートマップから自由に選べたり、列車変更も簡単にスマホで行える等のメリットも多数。

でも、鉄オタ的には乗車記録が形で残らないチケットレスなんて極力嫌ですよね?

ご安心ください!Smoozを使わずとも、駅で座席指定券を購入することは可能です!駅での購入方法は「券売機」「駅窓口」の2種類がありますが、上り拝島ライナーの予約で利用できるのは後者の駅窓口のみとなっています。窓口での予約の場合は、簡易的な紙を受け取ることができ、一応記念に持って帰るということが可能にはなります。

・・・・。まぁ無いよりかは良いですよね…?

まとめ

ラッシュ時の混雑が特に激しい西武新宿線で、「必ず座れる・早く到着する」という2大メリットを兼ね備えた拝島ライナー。運行本数は1時間に1本とまだまだ少ないですが、利用状況次第では今後のダイヤ改正で増発される可能性もあるかもしれません。

帰宅時だけでなく、通勤やお出かけの時にも便利な拝島ライナー。是非皆さんも一度使ってみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

ナオテツ
ナオテツ
武蔵国の西側、「西武」を中心に活動しています。乗り鉄を自称していますが、お金や時間が無いので旅行頻度はだいぶ低めです。同時に記事の投稿頻度が低いのもご了承ください。

コメント  ご意見やご感想等お気軽にどうぞ。

  1. sinonome より:

    私も拝島線沿線民なのでよく利用しています。
    下りライナーは小平から乗車券のみで利用する方が乗ってきますが、
    上りライナーはフリー区間がないので席を指定すれば隣に人が来ることはほぼないので、
    「必ず座れる・早く到着する」という面では拝島ライナーはとても便利で、
    時間を合わせて利用したくなるほどです。

    • ナオテツ ナオテツ より:

      コメントありがとうございます。
      確かに、下りでは小平以西からはフリー乗車客が目立ちますね。上り利用の場合では満席でも「途中で客が入れ替わる」という煩わしさが無く、それも快適なポイントのひとつになりますね。

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